失業給付額が高くなるのは30代から!
退職後の収入源となるのが失業保険ですが、いったいいくらぐらいもらえるのでしょうか?
失業保険は、多くもらえるに越したことはないですが、やはり給料と比べると少ないです。
受給する1日あたりの金額は「基本手当日額」といわれます。
退職する直前の6ヶ月の給料を180で割ったものを「賃金日額」といいますが、だいたい、この賃金日額の50〜80%とされています。
一応、賃金が低い人ほど、80%の高率に近くなるようになっています。
失業保険は、この金額を4週間分まとめたものが、4週間おきに支払われます。
ちなみに、基本手当日額には上限があり、高給取りだった人も、失業給付に天井があります。
基本手当日額の上限額(平成17年8月1日現在)
30歳未満 6,495円
30歳以上45歳未満 7,215円
45歳以上60歳未満 7,935円
60歳以上65歳未満 6,916円。
上記の数字を見ていただくとわかりますが、どんなに給料が高かった人でも、失業給付の基本手当では、これ以上もらえないことになります。
このように見ると受給額が多いのは、30代〜50代になります。
特に、40代後半から50代は、住宅ローンや子供の教育費など、家計の出費が多い世代です。
それでも、上限の7,935円×28日分で22万2,180円ですので、この世代の方にとっては厳しいかもしれません。
逆に基本手当日額には、下限もあります。
基本手当日額の下限額は1,712円ですが、これより安くなってしまった人も、1,712円はもらえますが、自分がいくら失業保険がもらえるのかが不安な場合は、事前にハローワークで確認しておきましょう。
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